少年まんがの人気漫画「弱虫ペダル」３２巻を無料で試し読み!?

2017/04/03 2017/11/26

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「弱虫ペダル」３２巻あらすじとネタバレ

「弱虫ペダル」３２巻あらすじ

先行する鏑木・段竹を追いかける杉元兄弟!　峰ヶ山を下り、4人横並びのラストスプリントの決着は…!?　そしてIH千葉県予選で策士・手嶋が魅せる!!

「弱虫ペダル」３２巻ネタバレ

新生総北正メンバーの座をかけた一年生レースが幕を開けた前巻。
ワンツーフィニッシュをしたら自分たち二人ともを正メンバーにしてもらうと強気の要求をした鏑木と段竹は、下馬評通りレースを引っ張っていきます。
その意外な対抗馬となったのは、ギャグ担当だった二年生、杉元でした。
予想外の健闘はしたものの、結局は鏑木と段竹のコンビに敗北した……かに見えたのですが！？

もう心が折れかけていた杉元を救ったのは、弟の定時でした！
もともと素質は申し分なかったものの、正しい教科書がなかったためにパッとしなかった定時は、坂道の走りを見てその実力を開花させ始めていました。
そこに、「兄と一緒に走りたい」と言う強い思いが乗れば……！！
杉元一人では鏑木と段竹のコンビに太刀打ちできません。
ですが、二人ならば！？
まだまだ体力が残っている定時が杉元を引いていきます！

総北の6人目になる！
そんな強い決意とともにペダルを踏む足に力を込める杉元。
定時もその決意の後押しをしたいと強く思っていました。
つい先ほど、足を止めてしまっていた杉本のところに定時がたどり着いたときのこと。
追いついてきてくれた定時に、杉本は自分の思いを告げ、追いつくために協力してくれと頼みました。
兄ちゃんのためなら、どんな山だって越えて見せるよ！
定時はいつものように、いい笑顔でそう答えたのです！
ですがその返事の内側にある定時の思いはいつものそれとは違いました。

兄ちゃんはいつもかっこよくて、強くて、何でも知ってて、いつも僕を引っ張って行ってくれた。
そんな兄ちゃんが、はじめて僕にお願い事をした！
だから、必ず兄ちゃんを届けてみせる！！
いつの間にか成長を遂げていた、かつて泣き虫だった弟。
でももう、そんな弟はなんだってできるくらい大きくなっていた。
徐々に疲れを見せてきた定時を、今度は逆に引いていく杉元。
ついて来い、お前は兄ちゃんと一緒にゴールするんだ！
総北のメンバーになるために、自分を救ってくれた定時のために。
最後に残った、細い一本の糸を手繰り寄せたい……
想いとともに廻っていくペダルは、やがて

鏑木達を射程距離に捉えて見せたのです！！

まさかの追走劇に、鏑木と段竹ばかりか、坂道や鳴子、そして手嶋たちも驚愕！
4人は最後の峠を登りきりました。
後はこの坂道を下りきれば……そこがゴールです！
ほぼ横一線のデッドヒートを繰り広げる4人。
弟と二人、ようやく手繰り寄せた希望の糸。
このチャンスを絶対に離さない！
杉本は雄叫びを上げ、実力では上を行く二人に食らいついていくのです！！
下りというのは、技術の差が如実にでるところ。
猛練習で実力をつけたとは言え、テクニック的な面で杉本は鏑木達に一枚劣るといわざるを得ないでしょう。
鏑木達はその実力を遺憾なく発揮し、杉元達に差を付けていくのです！

が、杉元達のテクニックを越えたところにある想いが

二人を再び追いつかせるのでした！！
もちろんそれは単純な「想いの力」などというファンタジーなパワーだけではありません。
鏑木と段竹は、総北に入学するまで社会人などが混じったチームで腕を磨いていました。
そんなチームですから強いのは強いのですが、入れ替え戦のある限定15人の中で鎬を削る戦いばかりを経験していた為……「仲間とつなげていく走り」をしたことがなかったのではないか？
鏑木と段竹の信頼関係は確かなものです。
ですが、その信頼関係は友情と同時に、お互いの高い実力を充分に分かり合っているからこそのこと。
実力では劣っている杉本兄弟が、何故ここまで食いついていることができるのか、が理解できない。
そんな心のゆらぎが、杉元兄弟の付け込むスキになっているのです！
自分達が、圧倒的な強さでワンツーフィニッシュをするはずだった。
何になんで追いついて来るんだ？
必死でついてきた追い抜いて見せた一人も、捕まえてぬき返し、レースから降ろしてやった。
なのに

何で前を走ってるんだよ！！
……ゴールまで残りわずか。
二転三転するレース、果たして最初にゴールするのは……！？

というわけで、総北正メンバーを決める一年生レースが決着する本作。
激しすぎるデッドヒートを制し、正メンバーの座をつかむのは誰なのか？
最初に見せ付けた自信を裏付けて、鏑木が手にするのか？
寡黙な段竹がその実力をみせるのか？
まさかの定時なのか、杉元の念願がかなうのか！？
ギャグ要員に過ぎなかった、杉本の意地が見られるのです！！
そして正メンバーが決まってすぐ、デビュー戦が始まります。
インターハイの切符をかけた、県予選。
明確な対抗馬もいないこの戦い、総北は大本命。
勝利をおさめて当たり前のはずのレースで、思いもよらない展開が待っていて……！！
新メンバーにいきなり試練のときがやってくるのです！！