少年まんがの人気漫画「弱虫ペダル」２８巻を無料で試し読み!?

2017/04/02 2017/11/26

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「弱虫ペダル」２８巻あらすじとネタバレ

「弱虫ペダル」２８巻あらすじ

巻島の退部に揺れる総北。一方で、新世代の主将に手嶋が任命される。そんな中、一人巻島退部のショックを引きずる坂道が…!?

「弱虫ペダル」２８巻ネタバレ

長く熱いIHを制した総北。
ですが勝利の余韻に浸っている場合ではありません。
もうすでに来年のIHに向けての戦いは始まっているのですから！
気を引き締めなおしたい一同ですが、そんな総北に激震が襲い掛かるのです。
チームには欠かせない存在で、何より坂道にとっては師匠とも言える存在である巻島の、退部……
思いもよらない事態に、総北メンバーは！？

巻島はイギリスの大学に通う決断をしていました。
あちらの大学のスタートは9月。
高校の単位を前倒しして終わらせ、この9月に間に合わせようとしていたのです。
つまり巻島は部を辞めるどころではなく、この日本自体からいなくなってしまうわけで。
三年生達もそんなことは一切知らないままで、急に知らされて驚き戸惑うばかりなのでした。

まだ何も知らない坂道と、巻島が偶然出会っていました。
巻島はこれから山を登らないかと坂道を誘うのですが、あいにく坂道はそこから帰ってきたところでして。
事情を知らない坂道は、今度でいいですか？とことわり、巻島も何もいわず頷くのです。
が、その直後、坂道は何かの予感めいたものを感じました。
慌てて巻島を呼びとめ、

やっぱり一緒に行ってもいいですか？と声をかける坂道。
なんだか胸がざわっとなっちゃって、と笑う坂道を見て、巻島も笑いました。
鈍いんだか鋭いんだか……そんな言葉を押し殺して、巻島は坂道とともに山を登り始めるのです！

先にゴールに辿り着いたのは、やはり巻島でした。
やはり地力は確実に巻島のほうが上。
それを思い知らされた坂道は、今日も負けてしまったが、巻島が卒業するまでには何とか強くなって抜いて見せたい、とうちに秘めた決意を打ち明けて言うのです。
またそのときは勝負してもらえますか？
その言葉を聞いた巻島はすこし考え、返事をします。
俺はいつでもお前と走ってる。
そう思えば勝負なんていつでもやってる。
いつでも俺はお前の前を走ってる。
だから抜け、強くなれ。

オレたちの総北をたのむぜ坂道。
……その言葉を残し、巻島は去っていったのです……

金城から次期キャプテンに任命されたのは、2年生の手嶋でした。
そして青八木が副キャプテンとなります。

2年生の選手は実質的にこの2人しかいないわけで、この人事は至極当然と言えます。
呼吸のぴったり合ったこの2人のコンビネーションは驚異的。
ですが、その驚異的なコンビネーションはかつて発展途上の段階だった坂道達がすでに破っているわけで。
読者ならずとも、その実力的にすこし疑問が残ってしまいますが……
そんな疑問を晴らすかのように、二年生二人は一年生トリオを引き連れてレース形式の練習をおこないます。
スッと前に出た二年生は、一年生を振り返ってこういうのです。
来いよ、インハイでどれくらい強くなったか確かめてやるよ、と。

期せずして始まった勝負。
コースは平坦道15キロです。
今泉や鳴子は様々な考えをめぐらせます。
手嶋さんは策士だ、俺たちに追わせて足を使わせる作戦か？
どうでる……？
様子を窺っていると、手嶋と青八木は縦に並び、得意のコンビネーションを駆使して加速していきます。
みるみる加速し、一年生を離して行く二年生。
そこでようやくなること今泉は気がつくのです。
二年生には策略などない、力技で引き離すつもりだと言うことを！！

作戦があるはずだ、と様子見をさせることこそが今回の手嶋の作戦。
慌てて今泉と鳴子は後を追いますが、そう簡単に追いつきはしません。
よく見てみれば、手嶋と青八木の足は以前の勝負の時とは別人のように筋肉が発達しています！
インターハイまでも、インターハイの間も、そして終わってからも。
彼らは猛特訓を絶えず続けていたのです！
その成果が顕著に現われているのは青八木です。
彼に秘められていたスプリンターとしての才能が開花しつつありました！！

そのまま差が詰まることはなく、今泉と鳴子はそのまま敗北を喫してしまいます。
目の前に突きつけられる現実。
まだ足りない、総北はもっと強くなる！
今泉と鳴子の胸に、その言葉が深く突き刺さるのでした。

……坂道はどうしたのでしょうか。
彼らのはるか広報で、まだペダルを踏んでいました。
追いつけない、追いつかない。
坂道の体には、どうしても力が入らないのです。

彼の心にぽっかりと明いた大穴。
巻島を失った喪失感は、想像以上に大きなもののようで……

というわけで、新生総北が始動する今巻。
今まですっかりサポート役が板についていたイメージがあった二年生を深く掘り下げ、大きくパワーアップした彼らの実力と、それ以外のチームに欠かせない要素が明かされていきます。
1年生トリオも成長していくでしょうし、インターハイ制覇となれば来年の新入生にも期待してもよさそう。
3年生を欠いた総北のこれからも楽しみです！
ですがここで問題なのが坂道の不調。
最初から坂道はその精神状態が実力に直結するところがあります。
今回のスランプは今までのものとは確実に違います。
心の支えのひとつでもあった巻島を失った坂道は、再び立ち上がることが出来るのでしょうか……？

そして後半では、新たなライバルキャラが登場！
宿敵、箱根学園の時代を担う強敵と、初邂逅を遂げることになるのです！！