少年まんがの人気漫画「弱虫ペダル」２０巻を無料で試し読み!?

2017/04/02 2017/11/22

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「弱虫ペダル」２０巻あらすじとネタバレ

「弱虫ペダル」２０巻あらすじ

インターハイ最終日!　待宮率いる大集団に吸収される坂道!　総北メンバーのもとに追いつくため、坂道が考えた方法とは…!?

「弱虫ペダル」２０巻ネタバレ

本作の紹介は「渡辺航」のテーマにてまとめておりますので、ご一緒にご覧いただけますと幸いです。

さて、いよいよ幕を開けたインターハイ最終日。
一人の欠員も無くレースを迎えることが出来た総北ですが、金城の負傷などの不安材料もある中でのレーススタートとなりました。
立ちはだかる箱根学園に、復活した御堂筋、そして謎の自信にあふれる呉南の待宮。
早速動きを見せたのは待宮です。
総北、箱根、そして御堂筋のトップグループに大差をつけられてのスタートでしたが、なんとその間にいた多くの選手を巻き込んだ大集団を形成！
猛烈な勢いで追い上げ始めたのです！！

トップの3人を追っていた、坂道たち総北・箱根連合チーム。
なかなか追いつく様子の無い道程に、流石の泉田たち箱根のメンバーも焦りを見せています。
坂道は何かあったんじゃ無いかと慌てるのですが、追いつかないということは予想以上のスピードで走っていると言うことで当然その予想は逆。
おそらくは、早くもトップ争いが始まっている、と考えるのが自然でしょう。
もしかしたらこのまま合流できない、と言うこともありうるのです！
そんな可能性を知った坂道は、昨日金城が言っていた言葉を思い出しました。

三日目は全員が必ずゴールできるわけではない。
傷ついたもの、限界になったものは置いていき、チャンスを掴んだものは進む、その覚悟を持て、と言う。
自分にも出来る何かをしたい、と心の中でモヤモヤをためる坂道。
そんな思いは面白いように顔に出ており、巻島がスッとフォローしてくれました。
「6人揃わないと寂しいなぁ」と言う顔をしているが、それでいい。
寂しい楽しいみんなと一緒に走りたい、坂道のそういった勝ち負けに関係無い感情は、意外にみんなの背中を押しているんだ。

その言葉は、坂道の背中を何よりも押してくれます。
なるべく早く自分に追いつけという金城の言葉を思い出し、坂道はその足に一層力をこめるのでした！

ですが早くもそこに脅威が迫っていたのです。
その気配を最初に感じたのは、真波でした。
坂道にそっと心を澄ませてくれと告げてくるので、坂道はいきなり密着するほど近づいてきた真波に驚きながらももうすぐ合流するってことか、とたずねるのですが、真波は前じゃなく後ろだと返答するでは無いですか。
そういわれた瞬間、坂道の前進に怖気が走るのです！！
やがてその違和感はその場にいる全員に伝わり始めます。
その違和感の正体は、程なくしてその目で確かめることとなりました。

総北・箱根連合軍のすぐ後ろに迫る大集団！
そしてその中心で会心の笑みを浮かべる呉南の一団です！！

集団が大きいと言うことは、弾く人数も多いと言うこと。
交代でグイグイ引いていく事で、猛烈なスピードを生んでいるその集団は瞬く間に坂道たちをも飲み込もうとします。
箱根の一同は、荒北が自分がこの集団をコントロールして遅らせると言い残して泉田や藤堂を先に行かせました。
そして総北は全員で必死にスピードを上げて飲まれまいとするのですが

ギリギリのところで手が届かず、坂道一人飲み込まれてしまうのです！！
集団に割り行って救い出したいところではありますが、ここで万が一全員が飲み込まれて出られなくなってしまえば相補句の勝ち目はほぼ絶望的になってしまうわけで……
皮肉にも、レース開始早々の時点で「置いて行く覚悟」を試されることになってしまったわけです！

更にここからが呉南の本当に恐ろしいところが披露されるのです。
「この集団が目指すのは先頭」と言って多くの選手を巻き込んできたわけですが、ようやくトップ集団が舎弟範囲に入ってくるかどうか、と言うこの時点であっさりと掌返し！
この集団を集結させていながら、密かに今まで一度も集団を引く事の無い、完全に足を残した状態でさっさと走り去っていてしまうではないですか！

「敵まで連れて行くバカがいるか」という憎まれ口を残して！！

待宮を失った集団は、リーダー的存在を失ったことにより急速に失速。
このままではまずいと考えた坂道はとにかく必死に追いつこうと考えました。
そのためには、誰かと協調することが必須です。
慌てて周囲の選手に声をかけるのですが、もはやここまで来て限界を迎えているものが多く、なかなか協力者は見つかりません。
それでも声をかけ続ける坂道がついにたどり着いたのは

箱根の荒北でした！！
喧嘩っ早い印象を受ける荒北は、正直坂道の一番苦手なタイプ。
荒北もまた自分の認めているもの意外には興味ないといったタイプに見えますので、この提案を受け入れてくれるかどうかは微妙なところです。
案の定、誰がお前なんかとは知るかと怒鳴って猛烈な勢いで集団の前へと走っていくのですが……
坂道もここで引き下がるわけには行きません！
必死で追いすがり、勇気を振り絞って再び何でもするからと懇願したのです！！
果たしてこの願いは荒北に届くのでしょうか！？
そして仮に協調してくれるとして、たった2人で6人残っている呉南に、そして前にいる仲間たちに追いつくことが出来るのでしょうか！？

というわけで、三日目開始早々波乱が巻き起こった今巻。
今まではヒールキャラとして御堂筋が存在感を放ちまくっていたわけですが、今度の待宮はヒールキャラとしての部類が違っています。
御堂筋が卑劣な印象を与えていたのは、主に口での攻撃。
それ以外は勝ちに徹する為に、なりふり構わない戦術の範囲を出ないものでした。

ですが待宮は、最初から多くの他校の生徒達をだまし陥れることで、自分達だけ効率よく優勝を掴み取ろうとするものです。
これもまた戦術と言ってしまえばそれまでなのですが、裏切りと言う行為を坂道は許せないようなのです。
ですがその待宮、裏切りの戦術しかもっていないのかと言えばそうではありません。
突如として豹変し、その高い実力を総北、箱根に見せ付けてくるのです！！
このままトップ争いに加わり、待宮たちも加えたデッドヒートを繰り広げることになるのでしょうか！？
インターハイ三日目はいきなりの盛り上がりを見せてくれます！！

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いきなり現われ、存在感を放つ待宮との戦いを描く今巻。
彼だけでなく、本作きってのヒールキャラである御堂筋の活躍も待たれるところですね！