「黒伯爵は星を愛でる」５６話１０巻ネタバレ！『花とゆめ』２０１７年１２号(５月２０日発売)

2017/05/31 2018/08/28

少女まんが『黒伯爵は星を愛でる』あらすじ５６話ネタバレ
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人気少女まんが『黒伯爵は星を愛でる』の結末まで５６話をネタバレ！

「黒伯爵は星を愛でる」５６話あらすじとネタバレ

「黒伯爵は星を愛でる」５６話あらすじ

結婚目前のエスターとレオン。
結婚式までのひと月の間、エスターは父・ジェイルの元で過ごすことになり…！？

「黒伯爵は星を愛でる」５６話ネタバレ

結婚式までのひと月を父と過ごすことになり、
ギルモア侯爵のお屋敷に戻って来て数日が経ちました。

最初はどうしていいか分からず、一緒に食事を摂るにしても沈黙が続きました。
でも少しずつだけど、いろんな話ができるように。
お母さんとアルと3人で過ごした日々の思い出話をすると、
ギルモア侯爵は優しい笑顔で聞いてくれます。

けれどエスターには、まだ出来ていない事が。
それは、ギルモア侯爵のことを「お父さん」と呼ぶ事。

会話の途中、お父さんと呼ぶタイミングを見計らうのですが、なかなか勇気が出ません。
ギルモア侯爵だって、いきなりそんな風に呼ばれても困るかもしれないし…。

ところでギルモア侯爵は、あの決戦の後、
スコットランドの吸血鬼たちの体制改革に乗り出したそうです。
それはもちろん、「吸血鬼と人間の共存」を目指して―。

けれどやはり抵抗がある吸血鬼も多いようで、
氏族長の人達とともに奔走していて、忙しい毎日を送っているようです。
そんな中でも自分と過ごす時間を作ってくれて、エスターは侯爵の優しさを感じるのでした。

そして今日は、ロンドンからエスターのレディーズメイドが来てくれる日。
メイドのアンナとラーラが無事お屋敷に到着すると、安心するエスター。

さっそく結婚式のドレスの最終チェックをするために、出来上がったドレスの試着をする事に。
どんなドレスかは、結婚式をお楽しみに…という事で読者は見ることができません。笑

アンナがトランクを開けた時に、何かが落ちたようでそれを拾い上げるエスター。
するとそれはアザミの絵が描かれている指貫でした。
いいひとからのプレゼントなのかと聞くと、誤魔化しながらも照れるアンナ。

ノアが指貫買ってたよね。絶対ノアからのプレゼントだよね…！
2人が恋人同士なら素敵だな、と考えるエスターなのでした。

ところでエスターがこのお屋敷で着ているドレスは、
昔お母さんをこのお城に迎え入れようとしていたギルモア侯爵が、密かに何着も作らせていたものだとか。

「お母さんが着るはずだったドレスを着られて、とても嬉しいの」

エスターがそう言うと、メイドのラーラが感動でつい泣いてしまうのでした。
2人はドレスの手直しをするために、再びロンドンに帰って行きました。

暗くなる前に、ギルモア侯爵が用事を終えお屋敷に帰って来たようで、呼び出されるエスター。
エスターはアンナに持って来て貰ったお母さんの形見のショールを見せます。

するとそのショールは、昔メグに結婚の誓いとして渡したものだと侯爵。
ギルモア侯爵家のタータンチェック柄なのだそう。

「やっぱり！侯爵からの贈り物だったのですね！
お母さんはいつも肌身離さず身につけていました。どうぞ侯爵が持っていてください」

けれどギルモア侯爵はそのショールをエスターの首に巻き、

「一緒に来てくれ」

と彼女を馬に乗せ、とある場所に連れて行きます―。

ギルモア侯爵がエスターを連れて行ったのは、スコットランドの雄大な景色を見渡せる丘の上。
エスターはその美しい景色に、言葉を失い見とれます。

そして侯爵は、メグが自分の元を去った時の事を話してくれます。
よくメグに、「勝手なひと」だと言われたという侯爵。
それは自分の元を去った時も言われたそう。

メグを嫁として迎え入れることを、快く思わない吸血鬼たちがたくさんいた。
そのことで苦悩してたけど、メグには相談しなかった。
なぜならメグを巻き込みたくなかったから。

自分がメグを守ってみせる、そう誓った数日後、彼女は黒薔薇城から姿を消したそう。

ギルモア侯爵がお母さんのことをどれだけ愛してたかが伝わり、涙が出てくるエスター。

「しっかりこの目に焼きつけます。
連れて来てくださってありがとうございます、お父さん」

今までなかなか言えなかったのに、驚くほど自然に「お父さん」という言葉が出てきます。
馴れ馴れしく呼んでしまったと慌てて謝るエスター。
けれどギルモア侯爵が照れながらも嬉しそうで、安心します。

「そのショールはあなたが持っていてくれると嬉しい」

愛する人のそばを離れる決断、それはどんなに苦しかったことか…。
一緒に居るっていう選択肢はどうしてもなかったのかな…？(´；ω；`)

姿を消すことを選んだお母さん。
母がかつて来るはずだったこの地で、母の想いに触れたエスターなのでした―。

頑張れば結婚して一緒に過ごすことができたんじゃ…？とどうしても思っちゃうけど、
でもそうしてたらエスターはレオンに出会わなかったわけだし、
エスターたち全員アーサーに殺されてたかもしれないし…。
メグはそうなるのを恐れて、自分の子供を守りたかったんだろうなぁ。
ギルモア侯爵のことだけじゃなく。

人間との共存を目指していくというギルモア侯爵。
ウィンターソン家と今後どう付き合っていくのか…？
そこも気になりますね…！！