少女まんがの恋愛漫画「暁のヨナ」１６巻を無料で試し読み!?

2017/04/25

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「暁のヨナ」１６巻あらすじとネタバレ

「暁のヨナ」１６巻あらすじ

仙水に迫る、南戒の大船団。それは、麻薬（ナダイ）密売で暗躍するヒヨウが呼び寄せたものだった。邪魔なヨナに業を煮やしたヒヨウの凶刃が彼女を襲い…!?水の部族編、ついに完結

「暁のヨナ」１６巻ネタバレ

第89話　顔の見えない味方

「いるんでしょう？向こうには雷獣が。ならば何が来ても負けませんよ」

図らずもスウォンと行動を共にすることになったヨナ。全く視線を合わせない二人の何とも言えない緊張感が凄かったです。
水の部族の兵を動かずため、リリは家出した際に持ってきた水の金印を印籠替わりに命じて、戦嫌いの水の部族の軍が動きます。

現在の状況になってもハクの力量を疑わないスウォンの言葉。信頼に満ちていて、あんな出来事がなかったら、と思わずにはいられない…

でも、この部分でちょっと引っかかったのは、水の部族の隊長クラスで、雷獣という異名にピンと来なかったのかなぁ。
ハクへの他の部族の認知度ってどんなものなんだろう。一般人はともかく、隊長クラスは知っててもおかしくないと思うけど。
まぁ戦嫌いのイル王なので、あまりそういう機会がなかったのかなーとは思われますが。

ジェハのスウォンの人物評価は流石です。信頼出来るという勘も間違ってはいないと思うけど、このすれ違いっぷりが後でくる展開を予感させて何とも言えませんね。

そして、海戦ですがさっくり一話で片付けました。やっぱり、皆強いなぁ。

「雷獣がいるから、だと？」
最後の引きも、ハクとスウォンの再会を予告していて、表題の顔の見えない味方という内容を良く表していました。

第90話　怒りの矛先は

「今娘さんの敵は一人ってこと。娘さんは賢い。娘さんが動くべきとちゃんと判断したならゼノも手伝うよ」

味方の中で唯一ヨナの傍にいるゼノ。100話でゼノの能力が明らかになりましたが、彼の能力をわかったうえで読むと、闘いの中ではいつもゼノはヨナの盾となる位置にいるんですね。特にこの90話は周囲に味方がいないため、顕著でした。
あと、頑丈という言葉が出てくるのも何とも印象的です。

普段の面々が強すぎるので、あまり目立ちませんが、ジュド・スウォンという腕の立つ人たちの中にいても真っ先に敵に気づくなど、気配も敏感に察するゼノはやっぱり四龍ですね。

冷静ではないヨナを諭したり、大人な対応をしますが、幾つなんだろう。主要キャラの中で唯一年齢が出てきてないんですよね。

そしてこの話ではもう一人、ジュドがクローズアップされました。グンデ将軍と仲が悪くて、スウォンの護衛を勤めてご苦労様という位置にいる彼ですが、空の部族の将軍ということもあり、ハクと同じくヨナに非常に近しい人物。

「貴女の死を望んだ事など一度もない」
ファンタジーでは、一定確率で出てくる双剣使いですが、スウォンと同じく情は捨てきれていないのが見て取れます。こういう真面目キャラは好きな部類なので、敵にはしたくないタイプですが、今後はどうなるのかな。

そして今回のラストはヨナ・ゼノを守って腕を剣で刺されたハクでラスト。
最近、ヨナのピンチに間に合わないことが多いのですが、流石ヒーローという感じでの登場。
ここで次回は極悪なヒキですねー。

第91話　彼はとても大切な友人だった

「はなせ　はなせェェェ　あいつは　あいつだけは！！！」

一話丸ごと怒りのハクということで、この部分は涙なしには読めませんでした。
そして、表題の台詞は誰も言っている台詞ではないのに、見事に内容を表しています。

アニメ効果か、前野さんの声が響いてくるようでした。このシーンアニメで見たーい。
ひたすら怒っていただけなのに、面白かったというと語弊がありますが、1話からの怒りが積もり積もってますので、爆発したハクの迫力は凄かった。

何故か、いつも持っている大刀を持っていませんが、素手でこの威力だと間違いなく武器持ってたら、みんな殺されちゃうからなぁ。
前回、腕を出して守ったのは武器を持っていなかったせいと判明。でも、素手でも十分ハクは強かった。

ヒヨウは一蹴、護衛の二人もあっさり倒されて、ジュドですら武器もっていないハクが剣持っているジュドを倒しちゃうんだからなー。

別に素手なんだから、スウォンを殴るぐらいしてもいいと思うけど、あの本気度だと殴り殺されるか。
それに、流石に現在の王を傷つけたら放っておくこと出来なくなるからなー。
まさにハク無双ということで、ジェハの蹴りでも止まらず、キジャと二人がかりでも止まらず、最後はやっぱりヨナちゃんの静止で止まりました。

最後に流したハクの涙が、本当に切ない。次の再会はどうなるんだろう。

必死に止めるジェハが本当にハクのことを心配していて、友情の熱さにじんわりしました。ハクも迫力あったけど、一生懸命止めようとしているジェハが良かった。旅の仲間の中でハクの一番の理解者はやっぱりジェハだなー。

第92話　空にあの笑顔をさがす

ハクが笑った。ハクが笑ってくれたぁ…

前回の話のエピローグ。旅の仲間たちにスウォンのことが知れて、腫物のようにハクを扱うキジャとか、余計なことをしたかなーというジェハも良かったですが、今回はやっぱりハクの笑顔に思わず泣いてしまうヨナちゃんですね。
あの顔は本当に可愛い！！　そのあとに抱き寄せて何も見ていないというハクの台詞と合わせて、今巻最大のハクヨナシーンです。

ヨナは前にスウォンと会っていたため、ショックが少ないですが、ハクの怒りは大きかったですね。まぁ無理もないですが。

キジャが食べ物を持ってきて、食べさせてやろうかと尋ねるシーンは、今週のアニメでヨナが食べさせてあげるのを割って入ったシーンを丁度みたばかりなので、気遣いで発言したキジャに優しいなーとほっこりしました。

キジャは次はもう止めないとハクに言おうと思ったと言っていますが、次も止めた方がハクのためには良い気がします。スウォンを殺したら、死んでもいいぐらいに思いつめかねないからね。勿論、展開的にはないと思っていますが。

前回、動こうとしなかったスウォンをジュドが責めますが、次は斬りますと言い切るスウォンですが、どうなるかな。二人とも情は捨てきれていないので、今後どう展開するのかなーと興味は尽きないです。

第93話　どうか気をつけて

水の部族編もいよいよまとめに入りました。
明日、ヨナが旅立つと聞いて、兵たちに男性に振られたと勘違いさせるほど、落ち込むリリが可愛い！！

テジュン・リリと火と水の部族の二番目の地位にいる二人を落としたヨナちゃん。
風はハク以外も味方なので、除外するとして、空はヨナたちの部族なので、残るは地だけなんですが、グンテ将軍には子供はいるのかなー。いたとしてもまだ小さいでしょうけど。

お別れパーティをするリリ達とヨナ一行。
ヨナやハクの正体が彼女たちに判明しますが、心強い味方が増えて良かった。

ヨナがリリと父親のことを話す部分は亡きイル王のことが浮かんで、実感籠もってます。

ヨナと同年代の女の子は貴重なので、またテジュンと同様に再登場して欲しいです。
リリ本人が言っていた通り、ヨナが困った時に助けてくれるといいですね。

第94話　時代は止まらない

水の部族長がようやく登場。舞台が水の部族だったのにまるっきり出番がなかったアン・ジュンギですが、今回はカッコいい場面がたくさんありました。
結局は、イル王と同じく娘を箱入りにして大切にしていただけでした。でも、リリの気持ちを認めてくれて采配するところは流石です。彼がヨナ達の活躍を知る機会はあるのかな。キョウガも結局知らないままなので、トップは知らないで、二番目を掌握って展開になっていますね。

この話はヨナたちが殆どでないからあまり感想ないなー。
でも、いま雑誌で展開している戦の前準備としての五部族会議とか、次の章に備えた伏線回でした。

テウとキョウガが将軍として登場しており、五将軍の顔ぶれが入れ替わっているのが、時間の経過を感じさせます。