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「暁のヨナ」１巻あらすじとネタバレ

「暁のヨナ」１巻あらすじ

高華王国の姫・ヨナは一人娘のため、優しい父王と幼なじみで護衛のハク達に囲まれ、大切に育てられていた。そして時はヨナ・16歳の誕生日、ヨナは想いを寄せていた従兄のスウォンから簪を贈られ、父へ自分の気持ちを伝えに行く。が、そこには思いも寄らぬ過酷な運命が!?

「暁のヨナ」１巻 ネタバレ

舞台は高華王国。王国の緋龍城では、王の他には世継ぎの皇太子も、世継ぎを産む皇后もなく、ただ齢十五の皇女が大切に大切に育てられていた。その姫(皇女)・ヨナは赤毛でくせっ毛の自分の髪を気にしていました。そのヨナにズバズバ言う従者で護衛で、そして幼馴染みのハク。ハクは18歳にして城でも指折りの将軍。ヨナが髪を気にしていたのは3つ上のイトコのスウォンに久々に会えるから。

スウォンを出迎えに行ったヨナ。1週間後のヨナの誕生日の為に来たと言うスウォン。でも、子供扱い。せっかく朝からとっておきの絹の衣、極上の香、最高級の美容液と化粧を施したのに…。スウォンにとってヨナはまだあの頃のまま。思い出すのはヨナの母(皇后)が亡くなったばかりの頃、眠れないヨナの手を握って一緒に寝てくれた時の事。ヨナにとってスウォンは特別なひと…。
翌朝、スウォンの部屋を訪ねたヨナ。部屋にスウォンはいなかった。どうやら、ハクと一緒にいるらしい。

父であり、王でもあるイル陛下と外に出たヨナ。ハクとスウォンは弓をやっています。弓をやる、と言い出したヨナ。イル陛下は反対します。「武器など持たせられるか」と。ヨナはスウォンと一緒に馬に乗ります。いつもより声が、息が近い。サラっとスウォンに縁談がいくつかあるのを聞いてしまったヨナ。子供扱いされるのが嫌で「ハクと縁談がある」と嘘をついてしまう。弁解する前に「おめでとうございます」と言われてしまう。

嘘をついてしまい、さらにスウォンに信じられてしまったヨナは当然ながらに落ち込みます。ヨナの結婚話は嘘にならないかもしれないと言うイル陛下。それならスウォンがいいと言うヨナ。イル陛下は相手は次期国王に相応しい者を選ぶと言う。スウォンはイル陛下の兄、ユホン伯父上の息子で王家の血筋。確かにイル陛下は武器を恐れて触れもしない臆病な王様。でも、ヨナの母が賊に襲われ殺された。王の一族は皆、このような危険がつきまとう。それを知って再び妻を娶る気にはならなかった…。ヨナがスウォンに幸せになってほしいなら…。

その後、スウォンの事を想いながら廊下で泣くヨナ。ふいに足音が聞こえてきた。最初はハクかと思ったが違う。母が賊に襲われ殺された事を思い出し、怖くて怖くて走り出すヨナ。入った部屋で様子を見ようとするが、後ろから肩を掴まれる。…スウォンだった。スウォンが外を確認すると誰もいなかった。自分が狙われた事に怯えるヨナ。
スウォン「ヨナ 大丈夫 私がいます」

怯えるヨナにスウォンが言った言葉。ついてしまった嘘を弁解しようとするも上手く伝えられず、スウォンに告白しようとするヨナ。が、スウォンにわざと無視されてしまう。理由は「勘違いしそうになる」から。「勘違いじゃなかったら？」と問うヨナ。
スウォン「貴女が急に 女性に見えて 困ります」
スウォォォン‼︎‼︎(←悶える私)

今まではヨナは妹みたいだったと言うスウォン。少なくとも、ヨナと一緒に手を握って寝るなんて出来ないくらいには女性に見えると言うスウォン。ヨナはスウォンが自分の事を少しでも気にしてくれたなら、今はそれだけでいいと言います。
5日後、ヨナは16歳になった。スウォンが訪ねて来て、ヨナに簪をプレゼントします。赤毛でくせっ毛な自分の髪を気にするヨナに、ヨナの髪は暁の空の色だと言うスウォン。ハクがイル陛下が呼んでる、とヨナを呼びに来る。

ヨナはイル陛下の元へ行きます。スウォンに城内に何か入り込んでいるような違和感がすると言うハク。ハクは城に出入りする人間を見張りに行きます。
誕生日の夜、宴会が終わり城は静まりかえっていた。イル陛下に会いに部屋を訪れるヨナ。何故か城内には衛兵がいなかった。そこでヨナが見たもの…体を剣で貫かれ、床に倒れているイル陛下と…剣を手に持ち、返り血を浴びたスウォンだった!

昔から2人の事を見ていたから、ヨナとスウォンには幸せになって欲しいハク。ヨナはスウォンからイル陛下は死んでいる事、自分が殺した事を告げられる。理由は尊敬していた父・ユホンをイル陛下が殺したから。だから、ユホンの敵を討ち、ユホンの遺志を受け継ぐ者として、スウォンは高華王国の王となる。夢だと思いたいヨナ。ヨナがイル陛下を訪ねたのは、自分がスウォンを忘れる事など出来ないと伝えたかったからなのに…。その時、スウォンの計画に加担した衛兵達がやって来る。殺されそうになり、必死で逃げるも捕まってしまう。そんなヨナを救ってくれたのはハク。スウォンがイル陛下を裏切ったと知り、刃(槍)を向けるハク。

スウォンの前にいるのは緋龍城の要、五将軍の1人、ソン・ハク。二つ名は‘‘雷獣”。衛兵達に囲まれる中、下手な弓で助けてくれたのはミンス。ミンスは覚悟を決めて、自分が逃げ道を確保して2人を逃がすと言う。イル陛下を残してどこへ行くのかと言うヨナ。そんなヨナを抱きしめるハク。
ハク「どこへでも行きますよ あんたが生きのびられるなら それが陛下への 想いの返し方です」
ミンスが囮となるも、弓で殺されてしまう…。ミンス…いい人だと思ってたのに…まさか死んでしまうとは。

逃亡するヨナとハク。ヨナは憔悴し切っていた。
まだハクが15歳だった頃。風の部族長のソン・ムンドクと愉快な(？)日々を送っていた。補足しておきますけど、この2人は血は繋がってませんからね。イル陛下からハクにヨナの護衛を頼まれます。が、断ります。王家や貴族とは関わりたくないし、何よりヨナといると調子が狂うから。ある日、ヨナが火の部族長の子息(次男)のカン・テジュンに言い寄られているのを目撃する。あまりにしつこいのでハクが間に入って演技をします。テジュンに名乗る時にヨナの護衛だと言い、正式に護衛の役を受ける事を決めたハク。そして現在、イル陛下の心残り(ヨナ)は自分が守り、必ず緋龍城に戻ると誓うハク。

まだヨナ、ハク、スウォンが子供の頃。雪で遊ぶ3人。が、翌日ヨナが風邪を引いてしまう。ヨナが風邪でもイル陛下は来ない。とんでもない事に、ハクとスウォンも風邪を引いてしまう。ムンドクが見舞いに来てくれ、その後スウォンの父、ユホンがやって来る。顔は怖いけど、悪い人ではなさそう。その晩、ヨナのお腹が空いて夜食を持って来させる。ヨナの好物の鶏粥が届くも、びっくりするほど不味かった!そこへイル陛下がやって来て、その鶏粥は自分が作ったと言う。不味いけど涙を流しながら食べるヨナ。もうすっかり風邪は治った3人。そして、誕生日の夜の事を思い出す。イル陛下を殺すスウォンを。目が覚めたヨナ。もう3人で見上げたあの空はどこにもない…。

緋龍城。ヨナとハクの追跡を止める事にしたスウォン。早急にやらなければならない事があるという。
イル陛下の死とスウォンの裏切りが信じられないのか、どんどん弱っていくヨナ。先へ急ぐ中、スウォンから貰った簪がない事に気付いたヨナ。森の中を探すも見つからない。蛇に噛まれそうになるのをハクが助けます。なかなか戻らないヨナを探しに来たよう。今2人がいる場所は蛇の巣窟だったようで、ヨナを抱えて巣窟を抜けるハク。
ハク「陛下がいない今 俺の主はあんただ あんたが生きる為に 俺を使え 俺は その為にここにいる」

ヨナがスウォンから貰った簪を彼女に渡すハク。実はハクが持っていたのだ。
2人の行き先は風の部族、風牙の都。ハクの故郷。物語はまだ始まったばかり。
「暁のヨナ」第1話いかがでしたか？もうね、大好きな人に裏切られるヨナがね…。読んでるこっちまで辛くなりました。
シリアスな話の中にある1コマがとても面白いのでぜひ実際に読んでみて下さい。