黎明のアルカナ12巻ネタバレ感想最終回まで
2018/07/28
少女まんが『黎明のアルカナ 』あらすじ 12巻 ネタバレ
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人気少女まんが『黎明のアルカナ 』の完結まで12巻をネタバレ!

「黎明のアルカナ 」12巻あらすじとネタバレ
「黎明のアルカナ 」12巻あらすじ
セナンの王におさまったナカバはベルクートのシーザと手を組んで両国の和平工作を探る。そんな折り、ナカバはアルカナの力によってベルクート王の過去を知る。愛した女サラを失ったことにより、ベルクート王は不吉な予言をしたセナンの捕虜を殺し、アルカナの力を持つ者を逆恨みする。かくしてアルカナ受難の歴史は始まったのだった。ナカバとシーザは王城に忍び込み、ベルクート王を倒し、シーザが覇権を得る。しかし、その時ロキから思いも掛けない申し出が…!!物語はいよいよクライマックスへ。
「黎明のアルカナ 」12巻 ネタバレ
ついに母国セナンの王に上り詰めたナカバと、そのセナンを攻めようとするシーザの国・ベルクート。クライマックスに向けて、物語が大きく動く黎明のアルカナ12巻。今巻の主役は表紙を飾るベルクート王・グランです!
ナカバとシーザの恋路はどーなるのかなっ♡?なんつーお花畑な空気は皆無!戦いです。ついに戦争勃発かという展開。少女漫画なのに!でもいいの。そこが好きなの!それでこそ黎明のアルカナと思う!
ベルクートで秘密裏に造られていた、レチナを原料とした武器。その製造方法が判明するところから今巻スタート。
高熱でも溶解できないはずの鉱物・レチナ。ベルクートは、なんと炎のアルカナを使って炎の温度を限界まで高める事で、レチナを融解していました。その事実に、アルカナを憎んでナカバの村を襲ったベルクート王が、アルカナの力を利用している…?と疑問に思うナカバ。
一方、ナカバがセナンの王となった事を聞いたベルクート王は。『あの一族の生き残り… ちょうどいい機会のようだ セナンへ挙兵する』と言い、シーザとダグラス将軍にセナンへの侵攻を命じます。
命じられたシーザはというと。私兵と共に王に歯向かう事を企み、形上軍を進めたセナン国境付近で策を練ります。足りない戦力で謀反を起こすにはどうしたらいいのか…?と悩むシーザ。
そこに現れたのは。
ナカバ。お互いの信念と理想のために別々の道を選んだ2人が、ついにその理想を実現するために再会。
『会いたかった シーザ』
『ああクソ… 会いたかった!』
そして、ナカバが言います。
『その反乱に加勢しに来たの』
ナカバはアルカナでシーザが反乱を起こそうとしている事を視ていました。そんなシーザに力を貸すセナン王・ナカバ。痺れる!あの時の別離は、そしてその後の全ては、この時のためだったのだね。泣く。ところで水をさすようだが、形式上とはいえお互いの夫と嫁はいいんかい?戦いに勝ったのに痴情のもつれで妻に刺されるシーザとか見たくないんだけどw
反乱を前に、ナカバはまたアルカナの力を使います。ベルクート王の過去を視るために…。それは、ベルクート王のアルカナに対する考えを明らかにしたい思いからです。
開いた時の扉の先は、過去のベルクートのどこかの街でした。そこで視たのは、賑やかな街の路上でぶつかり、持っていた小麦粉の袋が破けて粉まみれになった2人の人。
粉を落とすため、近くの井戸で水をかぶった2人。そのうちの1人は女性。金髪に青い瞳。カインのお母さん・サラ!
もう1人は…。『すまなかった 私は…… グラン』
い、い、色っぺー!!!!ゴロンゴロン 何このイケメン!!!水も滴るいい男ってきっとこの人のための言葉だ!!他人に使うの禁止だぞ☆キャピ いやいや、そこじゃない。なんとベルクート王だった!って事です。
立派な黒髪=いいところのお兄さん、だと分かったサラですが、そんな事にはひるまず小麦粉代を弁償しろと迫りますw それを聞いてグランがホイと投げてよこしたのは、金でできたボタン。こんな高価なもの貰えない!冗談よ、と焦るサラ。グランは、ボタンの金の色が濃くて気にいらないと。そして、
『君の髪くらいがちょうどいい』
と、サラの金髪を褒める。クラクラ パタリ。なにこの笑顔。こんな笑顔を置き土産にするなんて卑怯者ッッ!!もうだめ。陥落。好きですっっ!!!私、黒髪ですが、お嫌いですか??!!なんなら今から金髪にしても構わないですが!!!そして、サラの恋落ちも確定。
その後再び、サラのパン屋に姿を現すグラン。その姿を見つけて髪をささっと直すサラのかわいい事!!そして、パッと首元を隠すのですが、それは金ボタンをネックレスにして提げていたから。
それに気づき「売ってなかったのか」と聞く、グランとサラの会話。
『き 記念よ』
『なんの』
『私みたいな庶民が 王子様みたいな人にいいもの貰った記念!』
『…王子様?』ギルティ!!!もうやめて!!あんたの笑顔は心臓に悪い!!!さらに、その笑顔を見たサラに『まぁ 王子様っていうより ちょっと意地の悪そうな どこかの領主って感じだけど』と言われて、はっ!と笑う。
こんな笑顔で好きにさせるなんて、悪い男。なんでそんなにかっこいいの??(真顔)そういえば、カインとシーザもかっこいいよね。そうか、この人のDNAの仕業か。納得納得。ちなみに、わたくし、若き日のグラン様が登場人物の中で最もタイプです。最終巻の直前・12巻にして最愛キャラに出会うとは思わなかった。気が抜けないわぁ。てか、グランがかっこよくて感想が進まなくて困る!!こんなに書いたのにまだ序盤というww そして気付けば画像貼りまくりだわ。
ナカバの苦手なベルクート王の無慈悲な目が、サラの前では優しく細まる。そんな2人を視てナカバは思うんです。
ああ 彼らは恋をしている
王様と町娘の恋。純粋で慎ましくて、なんてかわいい恋だろう。いつか町娘に生まれて王様と恋したいなーとか言い出す寸前の私を誰か殴って正気に戻して下さい。
そんなある日。
突然、『もう会えない』とサラに告げるグラン。しかもそれがベッドの上って…悲しすぎる。『…ひどいわ こんなに好きにさせておいて』という、悲しみとも怒りとも取れるサラの言葉にグランは。『私はどこかの意地の悪い領主ではない 意地の悪いこの国の王だ』
このカミングアウトにサラがどれだけ驚いた事か。偶然出会って恋した相手がよりによって国王だなんて、誰が想像するのか??にわかには信じられませんが、私的にはこれだけ気品漂うお兄様なら国王である事にむしろ納得しそうですw でも、王子じゃなくて既に国王だったんですね…。
『嘘であればいいと思うほど 私は君を愛しているよ だから巻き込みたくはない』
『嫉妬や陰謀の渦巻く城に君を攫えない』サラを想うからこそ、別れを決めたグラン。
ところがその後、再びサラがグランの前に現れます。『攫われに来たわ』
そして、何をしていてもグランがいないのが虚しいと言い、『あなたと一緒にいたいわ』と言うサラに、グランは『……後悔するぞ』と言うのですが、、、
『させないくらい愛して』
『ああ 愛している サラ』
うわ~~~ん!!ちょっと困ったような照れたような微笑みがああああ かっこいいよおおおお(泣)私もう、このシーンがこの作品のクライマックスでいい!!くらいの気持ちになってますけどもお許し頂けますでしょうか!!
そんなわけでサラは王妃になるんですが、当然周囲は平民を王妃にするなんて…と言うわけですよ。グランはそれを『このベルクート王家が このベルクートが 他家より他国より強ければ問題ない』と一蹴。そうか、だから拘るんだ。強い国である事に。。。
グランとサラの、愛し愛され守り守られる日々。カインも生まれて、それはそれはこちらがキュンとしちゃうほど幸せそうな毎日。ところが、そんな幸せな日々が一変する出来事が…。
ある日、セナンの捕虜の中によく当たる予言をする者がいるという噂が流れます。それはどうやら、刻のアルカナのようで、その力を利用できないかとグランの側近が企みます。
それと前後して、サラが病に倒れてしまいます。日増しに弱っていくサラ。なす術なく、ただ気を揉むグランは、試しにその捕虜に未来を予言しろと命じます。そしてその者が視たのは、「サラが死ぬ」未来。
そして予言が現実になる日が訪れます。
もし自分たちが王と王妃でなかったら、カインと3人どんなだっかしらと言うサラに、「後悔しているか」と聞くグラン。サラの答えは。『…側に居られて 良かった 愛してるわ…… グラン ……』
そう言って息を引き取るサラ。看取ったグランが本当に痛々しくて、その姿から彼がどれだけサラを愛していたのかが伝わって胸が痛む(涙)後悔させないくらいグランが愛情を注いでいた事は、病床のサラより憔悴した姿からも分かる…。
グランはサラの死を受け入れられず、預言者は未来を視たのではなく、言った事が現実になる力を持っているんだとこじつけてしまいます。そして、刻のアルカナを持つ者も、仲間の捕虜も、そしてその者の故郷であるナカバの村も皆殺しにしてしまう。
なるほどー。こうして全てがつながるのかー。ロキの言う通り、こんな過去を視たら心が揺らぐわ。そして、黒髪が位の高さの証である世界で、平民で金髪のサラを愛したグランと、王女なのに赤髪のナカバを愛するシーザ。タイプは全然違う親子なのに、意外な共通点にまたもや胸が痛い。。。
ナカバがシーザに、父親について聞く場面。ほとんど触れ合う事なく育ったと答えたシーザに、グランの優しい眼差しは彼に向けられる事はなかったんだと悲しくなるナカバ。そして、ナカバはシーザに自分が刻のアルカナを持っている事を告白します。驚きながらも、あっさり受け入れた(ように見える)シーザ。それはシーザにとってさほど大きな意味はない…のか?わからん。
さて、反乱の行方はというと。
シーザとナカバ、ロキ達は地下の隠しルートからベルクート城を目指し、無事城への侵入を果たします。途中、敵との接触でシーザがロキをかばって負傷する場面があり、「亜人の自分をかばった」事がロキのシーザに対する見方を変えるきっかけになった様子。この変化は今後にどう影響するのでしょう。
ちなみに、戦闘シーンに躍動感がなくまるで静止画である件は、いまだ解決してません!背景の驚くべき白さも健在wさて、一同が会する夕食の場に現れたシーザたち。
驚くベルクート王の前に跪き、嘆願するシーザ。『他国を侵略し 国を拡げる野望をお捨てください』
『奴隷階級などない平等な世にしてほしいのです』その言葉が聞き入れられる事はなく、互いに剣を取り斬り合うしかなくなる展開に。『あなたを変えたのは力のせいなんかじゃない あなたの弱さだ!!』というシーザの言葉がグランの心に刺さる。そして斬り合いの結果、シーザにとどめを刺されるグラン。最後は、漸く おまえのいないこの世界から 私も去れる ……とほっとしたかのようにこの世を去るという結末。
その場にいた全員が無言の中、意外にも、声を発したのはシーザの母。これでシーザが王だと不敵に笑う言葉の終わりに『陛下…… あなたは最後まで… 私を見てはくださらなかった……』と、その場で泣き崩れます。
グランの、シーザの母の、そしてナカバとシーザとロキのそれぞれの思いが、グランの死とともに溢れ出すこのシーン。何かが少し違ったら、こんな末路を辿る事もなかったのに……。でもこれが、これまでの選択の結末なんですね。
ここを読んで、私やっぱりこの作品が好きだなあと、しみじみ感じてしまいました。例えば、サラやカインには穏やかで優しい夫であり父だったけれど、シーザの母やシーザにとっては愛の無い冷血な王だったグラン。こういう描き方が好き。物事も人間も、ひとつの方向から見ただけで分かるほど単純ではないんだという事とか、誰かの正義が必ずしもみんなの正義ではない事とか、物語全体でそういう部分が描かれているところが、良いと思うのです。世の中の公平と理不尽、人間の美しさと醜さ。なんだか遣る瀬無い思いでいっぱいになるんですよね。それは、恋愛だけがテーマの作品では描けない世界なんじゃないかなー。そうすると物語は全体的に暗くなってしまうんですけど、ネクラな自分にはそれもまた、いいw 思えばこの作品、良い人が報われなくて悪いヤツが高笑いする事ばっかりでした。
さて、ベルクート王が亡くなり、やっと全てが終わった…… という場面。最後にロキが。
『ナカバ様 セナンを私にお譲りください』
は??なんで??!という、いきなりどうした展開で終了。
なんだこれ意外すぎる…。でも、ここへ来て裏切りとか思い難い。今はまだ理由が分からないけれど、これもナカバへの忠誠の形なんだと思いたい。ナカバとシーザを、セナンとベルクートでこのまま離れ離れにしないためなのか?ていうか、国を譲れってすごい発言w これは最後まで目が離せない展開だ…!次巻が最後だってーのに、グラン様に恋落ちしちゃったじゃないか!若き日のグランでいっぱいの頭をどうしてくれる!!もはや、グラン様を殺ったシーザが憎くすらあるww でもさーあんなに美形のグラン様を、こんなあからさまに王様っぽい風貌にしてしまうなんて、藤間先生罪だよぅ。原形が全くないッッ(泣)オールバックのロン毛ウェーブに長いヒゲなんてさー。王というかむしろハリーポッターに出てくる魔法使いと若干見紛うレベル。唯一その事だけが残念!!!
次巻で最後かー。悲しいorzロキの反乱とかやめてくらさい。心温まるエンディングを期待したいです!
黎明のアルカナの13巻へ
前回と次回のネタバレです↑↑
他の方が書いた漫画感想が読めます。
ランキング形式ですので見たかった
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